ダウン症の子のいる暮らし 健・育・学・遊 ~自立をめざす母親のブログ~

H13年にダウン症(21トリソミー)の子どもを出産、現在子育て真っ最中の母親です。 絶望的な気持ちでスタートした子育てですが、いろいろと問題はあるものの笑いあり、涙ありの楽しい毎日を過ごしています。 子育てをしてきた中で、悩みの解消、役に立った情報、成長の道筋、健康管理なども交えて書いていきます。

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【ダウン症の人の特徴】筋肉の緊張が弱いってどういうこと?強くなる?

      2016/04/11

ダウン症の人の運動発達の特徴について書いてみたいと思います。

 

ダウン症の赤ちゃんは、程度の差はあるものの、身体がぐにゃぐにゃしてたよりない感じがします。それは、筋肉の固さ、筋肉の力を保つ能力が低下しているからです。一言でいうと、筋緊張低下症といいます。

 

座った時に姿勢を正しく保つためには、(重たい頭がのった背骨をささえなければならない)ある程度、筋肉を緊張させておく必要があります。このときの緊張が弱すぎると、一定の姿勢は保てません。ぐにゃりと背中がまるくなってしまうのです。立って歩く場合はなおさらです。

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この筋緊張の低下が、運動能力が遅れてしまう最大の原因になっています。ダウン症の人は、弱い力を姿勢や動き方で補おうとするために、かたよった姿勢や動作になってしまったりすることがあるのです。

 

しかし、ダウン症乳児の身体は、関節や筋肉が弱いながら、神経に麻痺などなく正常に機能しています。だから、赤ちゃんのうちに特別な体操をするなど、関節を正しく使う機会を与えることで、普通の赤ちゃんと同じ姿勢や動作ができるようになります。

 

また、筋肉の緊張の具合は、赤ちゃん一人ひとりによって違いがあります。
全身が割としっかりしている赤ちゃん、上半身と下半身で発達の差がみられる赤ちゃん(上半身が強く下半身が弱い、もしくは、上半身が弱く下半身が強い)、全身が弱い赤ちゃんと様々です。それぞれにあった正しい働きかけをすることで、歩き始める時期は違えども、よい姿勢や動作を身につけていくことができるはずです。

 

あせらずに、いきましょう!

 

娘は、ダウン症にしては、意外と早く歩き始めたのですが、健常児と比較したら、ゆっくりでした。
1歳をまわり、ベビーカーでつかまり立ちをしていたころ、病院の待合で、おじいちゃんに、
「何ヶ月?」
と聞かれたことがあります。
「1歳○○です。ゆっくりなんですけどね。」
と答えたら、
「ゆっくりでえんや。まだ産まれてなんぼもたってない。わしの年になるまであと何年生きなあかんと思う?・・・・・・・急がんでもええ。そのうち歩けたらえんや。」
と言われて、心がじ~んとしたこと覚えています。

 

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筋緊張低下症を改善するために、筋肉を育てよう!

運動発達を促すためには、実際に身体を動かして筋肉を鍛えていかなければなりません。筋肉は使えば使うほど鍛えられます。だから、自らが自発的に動こうをする(動かそうとする)力を育てるために、働きかけが必要です。上手に運動負荷をかけることもよいようです。山歩きをする。アップダウンのある道を歩く。砂地を歩く。水中歩行。・・・・・・乳児期に全然身体を動かさないで過ごしてしまうと、筋肉はそのままの形で固定されて柔軟性を失ってしまいます。だから、身体をしっかり動かしていくために、早期療育プログラムのお世話になることも一案です。

 

また、連続的な運動(スパルタ式に歩かせるなど)はかえって害があり、一定量の運動をしたら休むなど、断続的に運動をする方が、筋力をつけたり、筋緊張の発達を促す効果が高いそうです。

 

娘は、もちろん抱いたらふにゃふにゃで頼りなく感じたけれど、それでも、しっかりしていたほうだったのかもしれません。
育てるなかで、運動発達は特に意識していたと思います。
ペースはゆっくりでも、動くことは好きな子に育っています。

しかし、スパルタ式ではないけれど、結構歩かせていたので、(足の使い方が問題だったのでしょう)それが原因で右足が外反母趾になっちゃったかな・・・とちょっと注意不足を感じています。

 - ダウン症の基礎知識について